赤ちゃんポストの現状!明日、ママがいないでの扱いに慈恵病院が抗議!
日本テレビ系列で放送が開始されたドラマ「明日、ママがいない」は比較的高い視聴率を獲得したようです。
赤ちゃんポストに投かんされた芦田愛菜ちゃん演じる“ポスト”と呼ばれる女の子を取り巻く物語を毎週水曜日夜10時から放送しています。
しかし、その呼び方や、院内でのいじめの描写に不快感を覚えた人も多いはず。
実際に、こうのとりのゆりかごとして、赤ちゃんポストを運営する慈恵病院はこのドラマの放送を中止するよう要請しています。
以下からは、運用開始からもうすぐ7年たつ赤ちゃんポストの現状をお伝えしていきます。
赤ちゃんポストの利用状況!
昨年5月に、開始6年目で91人の赤ちゃんがポストから病院内に入ったという調査があります。
それから半年近くたった今、おそらく現在では累計で100人ほどになっているでしょう。
使い方としても、親の身勝手すぎる都合での利用が目立っており、留学に行くためや、仕事が忙しいためといった何とも理解しがたいものが多く見受けられます。
なかでも未成年後見人となっている叔父が甥の息子を勝手に預け、その赤ちゃんの相続するはずだった財産をかすめ取ったというものまでいます。
病院内での赤ちゃんの待遇は!?
ポストに預けた親のほとんどは後に身元が判明しています。
というのも、赤ちゃんには自身の出自を知る権利があるため 、調べられ情報を管理されます。
その後は、元の家庭に引き取られた子も10人ほどおり、さらには養子として引き取られた子もさらに10人ほどいるそうです。
今回、ドラマで扱われていたようないじめとも取れるような扱いは病院内ではされておらず、看護師さんが忙しいながらも愛情を注いで育てていると病院側は話します。
子どもが集まれば、どこであってもその中でいさかいが起こることは避けられませんが、職員によるひどい仕打ちというのはないものと考えてもよいのではないでしょうか。
赤ちゃんポストの今後
赤ちゃんポストの利用の仕方などで批判がありましたが、まずこの制度を利用することを考えること自体、非難されるべきものであります。
もともと、この設置が決まった際も子供を道端に捨てるよりはましということで認可されました。
これは、社会の必要悪という、少なくとも称賛されるべき使われ方はないと思います。
批判はあるにしても、今回のドラマは一時期に比べて話題に上ることの少なくなった赤ちゃんポストについて、議論を生むという意味では有意義だったのではないでしょうか。
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